熱帯魚水槽立ち上げ(秘密のパラダイス)

熱帯魚

秘密の熱帯魚飼育

アナタ、熱帯魚はじめての人?ぜんぜん大丈夫!手とり足とり、教えてア・ゲ・ル♪

水槽の立ち上げ方って、とっても簡単なの。

なんだかものすごくたいへんだと思ってない?実はチョー簡単だから安心してね。ワタシはちょっと失敗しちゃったけど。


水槽立ち上げ(方法その1)

ワタシがやってみた初めての水槽立ち上げは、60センチの水槽セットを買ってきて、セットしてすぐにパイロットフィッシュを入れるというもの。パイロットフィッシュはアカヒレなんかの丈夫なオサカナが良いみたい。この方法を勧めた人は、こんなことも言ってた。

なかなか大変みたい。で、実際にやってみたの。どうなったと思う?まっ白になりました。何がって、水が。それでも3分の1づつ、言われるままに換え続けたワタシ。一ヶ月後、どうなったと思う?水はまっ白のままでした。アカヒレだけはどうにか生きているけど、新しく入れた熱帯魚はことごとくお星様に。ダマされた!と気付いた時には、もう、あとのまつり……。

水槽の立ち上げ(失敗の原因)

何がいけなかったのやら調べてみました。すると意外な真実が。60センチの水槽セットを組み立てて水道水を入れても、「ろ過バクテリア」はいないんですって!「ろ過バクテリア」がいないのに、パイロットフィッシュを入れても、殖えるわけがない。そりゃそうです。パイロットフィッシュがいるからアンモニアはどんどん殖えるのに、「ろ過バクテリア」はいっこうに殖えない、なんとおぞましい水槽でしょう。

しかもアンモニアをエサにしてカビやら何やらは殖えまくる!!だから水槽がまっ白になったらしいの。しかも水を換えても、次の日には元の数まで元通りに殖えている!そこにあとから「ろ過バクテリア」がやってきても、もう、手遅れ。あとからやってきた「ろ過バクテリア」の席なんて、もうどこにもないわ。

ちなみに空気清浄機とかで空気がやたらキレイだとカビやら何やらが空気中から水槽に落ちることもないので、水槽の立ち上げ方を失敗していても水が白くならないこともあるらしいの。この場合は水質検査キットで確認してみることが大事みたい。水が透明でもアンモニアの数値が高かったら、そこはデンジャラスゾーンってことね。水を白くするヘンな菌もいないけど、「ろ過バクテリア」もいない、そんな状態。だってこれから水槽に入ろうとしている「ろ過バクテリア」も空気清浄機でやっつけられちゃってるし。

それからパイロットフィッシュという言葉は、海水魚飼育のプロっぽい人か、熱帯魚飼育の知ったかぶりちゃんしか使わないんだそうです。ワタシが言ったんじゃないから、そんなことないと言われても知りません。

ところで60センチが一番飼いやすいって聞いたけど、それは知らない人に教えられるとそうなる、ということらしいわ。ぶっちゃけ、水が白くにごるような、いいかげんな知識での水槽立ち上げをしようとすれば小さな水槽では全滅するし、60センチなら生き残ることもあるけど、正しい立ち上げをすれば水槽の大きさなんて関係ない、ってことらしいの。

というか、インターネットで水槽の立ち上げ方なんて調べる気なんかサラサラない、なーんにも知らない初心者の人(それも中には小学生も!)が、いきなり小さな水槽でバンバン繁殖とかさせちゃってるという事実。だから小さな水槽は難しいって言っている熱帯魚飼育の師匠に教えてもらってるとしたら、その小学生よりデキない師匠に教わってるってことでしょ?

でも水槽が小さいと気温の変化をモロに受けるそうなので、エアコンのない部屋で暮らしている人は水槽を新聞か何かで覆ってあげるのがいいみたい。ソコだけは注意ね。

そんなこと今さら言われても、もう60センチ水槽を買っちゃったじゃない!もっと早く言ってくれればルームランナーを処分しなくて済んだのに。

水槽の立ち上げ(方法その2)

そんなこんなで正しい立ち上げ方を教えてもらいました。さっきの水槽はもうダメなので、またゼロからのスタートです。今さら水槽セットも買い換えられないし、60センチ水槽でガマン。……もっとカワイイ水槽がよかったな。

60センチ水槽をセット。水を入れて、パイロットフィッシュではなく水草を入れる。水草を入れると、一緒に「ろ過バクテリア」もやってくるわ。むしろ本命は水草より「ろ過バクテリア」ね。水草を入れられない熱帯魚の場合には、他の水槽の濾材を少しもらってきて入れるとか、水槽に入れてあったアク抜き済みの流木を入れるといいみたい。

ちなみに「立ち上げた水槽の飼育水」には「ろ過バクテリア」はいません。「ろ過バクテリア」のいる水のことを種水(たねみず)と言うけれど、これは特別なノウハウがないと手に入らないレアアイテム。だから立ち上げた水槽の水を汲んでも、中にはせいぜい殖え損ねたカビや病原菌が細々と暮らしているくらいね。ちなみに市販のバクテリアはぜんぜん種類が違うので、ここまでのお話とは無関係よ。

まだオサカナはガマンがまん。パイロットフィッシュがいなくても「ろ過バクテリア」がいればゆっくりと殖えていくわ。パイロットフィッシュがいないのに、「ろ過バクテリア」のエサはどうするのかって?それは水草とかいろいろをもとにしてわずかに発生するアンモニアがあるから大丈夫。アンモニア試薬紙で検出できないくらいの微量でも「ろ過バクテリア」にとっては十分な量だから。そのかわり、ものすごくゆっくりとしか殖えないけど。ろ過バクテリアが細胞分裂して殖えていくスピードは決まっているから、もちろんアンモニアをたくさん入れたからって変わりません。

ここまで水換えは一切ナシ。水のにごりも一切ナシ。前回とは大違い。今度はうまくいきそうだわ。セットして一週間くらいしてから、1〜2匹の丈夫な熱帯魚を入れてみる。このオサカナが大丈夫そうなら、少しづつ熱帯魚を増やして言ってもOK。このコたちのように水槽が安全かどうかを命を賭けて確かめるというのが本当のパイロットフィッシュの役目だそうです。まさにパイロット(試験的。「―版」[株式会社岩波書店 広辞苑第六版])だわ。ちなみにエサは1日1回、ほんのチョットね。

熱帯魚を入れてからは週に1回、3〜4分の1の水を交換。このとき、新しく入れる水は絶対に水温だけは水槽の水と同じにしてちょうだいね。カルキ抜きなんかで塩素を中和することも忘れずに。もうここまで来ればあとは待つばかり。一ヶ月もすれば水槽の立ち上げも終わって、オサカナも少しづつ増やせるようになるわ。